ことばになる前 | It All Exists Within Me
ことばになる前 | It All Exists Within Me
Series:間(あわい) | Aufheben of Polarity
Acrylic (410 x 318)(F6)



Series:間(あわい) | Aufheben of Polarity
Acrylic (410 x 318)(F6)
ことばにする、という作業は
ことばになる前にあった直感、感情、感覚…など
‘すべてがある’ なかから、選び、切り取り
いってみれば膨大な残りは
あったことすら顕在意識にあがってこない
「これはいい、悪い」と無自覚に振り分け
自分のフィルターを通過したものだけを、
認知しているのかもしれない
そのフィルターが ‘不本意に’
自動発動していないとも、言い切れはしない
だが、ことばになるまえの感覚も
意識ひとつで観察する者には、みえてくる
思考するより前に内側にわいたものと共に
ただ、ただ、己の中を味わう時間を
絵画という扉を通じ、あなたの内界へ
Series:可惜夜の扉 | Stay in the Blue Moment
Acrylic, Medium (727×500) (M20)
Series:可惜夜の扉 | Stay in the Blue Moment
Acrylic, Crystal, Vitrail (727×500) (M20)
個展「可惜夜の扉」のコンセプトに合わせて制作しました。
可惜夜(あたらよ)があけていく時系列を、三部作で描いた
その二枚目。真夜中が朝になっていくまでのじかん。
旅先でよく、夜から朝まで天体の移ろいのもとで過ごす。
月の道がゆらめく海辺に座って
沈む月を見送り
芝のうえで寝転がり、星が瞬きを眺め
オリオン座が東の空から西の地平線へ
そうこうして、日の出まえのトワイライトタイム
優しい明りが、ぐんぐん動く東雲をみせてくれる
星空撮影のために
光を多く取り込む設定で
真夜中にシャッターをきった写真
闇に吸い込まれそうな深い夜は
淡い菫色(すみれいろ)と星々で切り取られていた
その時間が
畏怖の念が
双方の色が
時空をこえて、奏で続ける音に
耳を澄ましていられるように
明け暮れ、其処此処に
在るんだって
ひとつらなりに
Series:可惜夜の扉 | Stay in the Blue Moment
Acrylic (727 x 500)(M20)
個展「可惜夜の扉」のコンセプトに合わせて制作しました。
可惜夜(あたらよ)があけていく時系列を、三部作で描いた
その一枚目。夜のじかん。
こちらの絵画のタイトル「可惜夜」とは
’ 明けるのが惜しいほど美しい夜 ’の意。
日本語独自のことば。
直訳で英単語はなく
夜になりゆく空に時折みられる
発光するような青の色にちなんで
作品の英名をBlue Momentとおきました。
「ブルーモーメント」とは
夜明け前と夕焼けの後のわずかな隙に訪れる
辺り一面が青い光に照らされてみえる現象。
晴天で雲がごく少ない、空気の澄んだ日にだけ
現れる空の色。
ふいに、発光するようなあおいろに出会うたび
どうしても心奪われ
空を見上げて、足をとめてしまう。
ブルーモーメントにであうとき
暗くなりゆく空をみているときが多いけれど
実は、暗さが解けていく時間帯にも、おこりえる現象。
Series:時空の結び目 | Trinty
Acrylic (1455 x 970 (P80))
―個展「可惜夜の扉」出展作品―
本作品は、絵画に動画を投影するインタラクティブ・インスタレーションの手法を用い、作品といたしました。
Series:可惜夜の扉 | Stay in the Blue Moment
Acrylic (606 x 500)(F12)
Series:間(あわい) | Aufheben of Polarity
Acrylic (273 x 273)(S3)
Series:時空の結び目 | Trinty
Mixed media (1000×727)